この間のSeesaaブログに音源を置くという話の流れで、まずは、「今までの演奏音源とピアノ歴」のところに、ブルグ25の2周目の過去音源を全部アップしておきました。こういう作業はなかなかかったるいので、バイエルやらソナチネやらの音源はまた後ほど追加します。
さて、前回までの記事で考えたり、コメントをやり取りする中で気が付いたことがあります。
自分は、とにかく曲に対する自分の主観を表現したいのだけれど、それが自分の中で上手くいってないと思いこんでいたのだということです。でも、他の方々のコメントを読めば、自分で思うよりは伝わっているらしいということが分かりました。
そのように、上手くいってないと思っていた理由の中には、「こう弾きたい」というのが自分の中でかたまっていなかったり、もしくはイメージがあやふやなままに弾き逃げしてしまっていた曲も多くあったからだと感じます。とにかく今まで、「弾いて弾いて弾きまくれ!」という状態でした。もちろん、ピアノをはじめた当初から今までのその勢いは、テクニックの向上には役に立ったと思うので、それ自体がまずかったというわけでもなく、現在まではそれでよかったのだと思っています。
そして現在、それに違和感を感じてきたところなので、今後は自分の中で納得のいく演奏をするためにはどうするか、ですが、まずは、自分の中で「こう弾きたいという方向性のあるもの」や「しっかりイメージ出来る曲」があるのだから、それを弾いてみようと思っています。ただ、好きというだけでなく、「こう弾きたい」「こう弾こう」、そう思ったものほど、自分の中でも納得が行っていると同時に、皆様のコメントを読んでもよく伝わっていると実感出来ているからです。
グラナドス「オリエンタル」
スカルラッティ「ソナタL.413」
バッハインベンション13番
シューベルト「楽興の時 第3番」
ショパン「子犬のワルツ」
モーツァルト「ソナタ イ短調」→これは現在練習中ではあるが、難しいので半年くらいかかるとみている。
それと平行して、ドラクエの曲の多くを弾いていこうと。
ちなみに上に上げた曲の中でも、明確度に違いはありますが、ある程度あれば、弾いているうちに固まっていく部分もあるだろうということで。
現在の状況としては、練習中のブルグ18の練習曲「真珠」も明確であり、もうすぐアップできそうです。
本当は、今回アップしようと思ったのだが、どうも下りのスケールが汚い。
平行して、ドラクエ1の「戦闘」を譜読みしていたけれど、楽譜どおりに弾こうとすると、なんだかイマイチ、ピンと来ないので飛ばそうかと思っています。曲は好きなのに、このピンとこない感覚はなんだろうか、原曲が好きだったことを考えると、自分にはアレンジがしっくりきてないのかもしれない。
↓グラナドスの「オリエンタル」は、日本語で検索しても2件しか出てこないので知らない人も結構いるだろう。個人的なイメージは「海を渡る太古の文化とその哀愁」、風景としては「斜陽」。ふと今までの人生を振り返ればなんだかせつないってやつです。ちなみに、イメージしている当人の蒼鳥が人生を振り返るほど長生きしているかは全く別である。別だけど強くイメージすることは出来る(前回の記事のモツソナ イ短調のイメージ同様に)。どこかで人の思いを吸収してきたらしい。くたびれたおっさんを主人公に小説を書いていた頃に、それがきっかけか「蒼鳥さんは年寄りと思っていた」と言われたことがあった。何でも構わないが、ただ何故そうなるのか不思議であった。
でも、そういえば……分からんでもないかな。なぜなら、最近となると、犬の思いを強く吸収しているようだが、とりあえず、僕は犬でもないようだ。でも、犬側は人間を擬犬化してしまうという話があり、もしかしたら犬からは僕が、他の「人」以上に「犬」に、犬らしく見えているのかもしれない。人を怖がるという初対面の犬にもなつかれるようになった。僕としては、近づくほどに、自分はその対象物とは異なることに気が付くわけだが、だからこそ、その対象物が愛すべきものに感じる。その思いが犬からは、安心できる「犬」に見させているのかもしれない。
……って、何を書いているんだか!www