「理想の犬の育て方」という本を買いました。
スタンレー・コリンという人の犬の本は、専門的ではあるけれど、分かりやすくて知識も得られて面白いのです。
その中で、犬の性格テストというのを、まずざっとやってみました。
凪の結果
活動力(どれだけ活発か) 非常に高い
知能・学習能力 かなり高い
社交性(人間や犬とのふれあい) 非常に高い
感情反応(気分の変わりやすさ) かなり高い
支配性・攻撃性 非常に低い
臆病さ・恐怖心 かなり低い
とりわけ平均から離れているのが3つあります。
こうしてみると、誰にでも、どの犬にもルンルン気分で接し、子供がめちゃくちゃに撫で回そうが、尻尾を引っ張ろうが、食べ物を取り上げようが、全く吠えもうなりもしない犬である凪の性格が浮き彫りになっています。
支配性と臆病さが高すぎる犬は非常に大変な犬(幼少期の育ち方でこうなってしまう犬もいるらしい)ということを考えると、凪は異常な活動力をのぞけば、かなり家庭犬向きの性格に育ったかもしれません。また、活動力と知能という面も合わせると、競技犬としてかなり最適です。
逆に向いてないのが、警備犬・番犬や救助犬ですね。
警備犬・番犬としては、もともとえらそうなところが全くなく、全然吠えない性格なので、無理にさせること自体ストレスだろう。
救助犬として救助作業の必要な場所に凪が行ったら、
「犬の仲間がたくさんいるぞ!みんなに挨拶しなきゃ!」と走り回って全ての犬のところに挨拶まわりをし、
「あのおじさん遊んでくれるかなっ」と仕事をしている人のところに行って「クーン」と鳴きながら、周りをうろちょろすることだろう。邪魔以外の何物でもありません。
最近、よく凪のことを「賢い」と道行く人が言うので、そうなのかな?と同じ著者の「デキのいい犬、わるい犬」という本で凪のIQや従順性も調べてみたものの、まだ全部はテストしてないけど、確かに平均よりは頭がいいらしい(特に記憶力)。しかし、それ以上に従順性が高く、アルファ傾向(リーダー気質の俺様タイプ)では全くなく、服従性が高く社交的なためにそう見えるのだということが、客観的な指標からも分かりました。
テスト以外でも楽しいスタンレーコリンの本、犬の歴史なども書いてあって、タイトルよりずっと深い本だと思います。ゆっくり読み続けようと思います。