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動物愛護関連の情報と、独学ピアノの記録。

手作り食で変わったこと

 凪の食事を一部だけでなく、全部手作りで与えるようになって3日が過ぎました。すでに、いくつか変化が出てきています。まず、目やにがなくなったこと。これは劇的です。そして、やたら水を飲んでいたのが、あまり飲まなくなり、トイレの回数が減ったこと。走りまわるときに飲む水の回数は本当に激減しました。そして広場では水を飲まなくていいぶんか、以前より快調に走り回っています。

 何種類か試してみたけれど、ドッグフードって一体?そんなことを考えていろいろと調べてみると、ドッグフードについて、こんな情報もあり。

http://dogfoodcare.com/dogfood3.html

 

 それから、一般に良くないとか言われている鶏の骨も塩分も犬には必要なものなのだというサイトもありました。あと、ここでは牛乳の話は出てきませんが、ムツゴロウ王国の犬達は牛乳を飲んでいるのだそうです。少しづつ飲んでいると分解酵素が出来てくるのだとか。

http://plaza.rakuten.co.jp/aikentotozan/diary/200801090000/

 僕には思い当たる節があります。先代の柴犬が、ドッグフードが大嫌いで、出しても食べなかったため、カレーライスなどの食事の残り物やら火を通した鶏ガラを主食とし、牛乳も飲んでいたが、病気ひとつせず17年半という長寿を全うしたという現実を見ているからです。主な主食だったということは、鶏ガラだけでも3000回と言わないくらい食べてますね。だけど、老犬になってさえ何も起こりませんでした。

 こちらのページにも書いてありましたが、安くて簡単に手に入る食材を危険視することで、ドッグフードの売り上げを伸ばそうとしているのではないか?という疑いもあります。僕は別に、一部のドッグフードを叩こうとかそういう意図はありません。ドッグフードの売り上げが良かろうが悪かろうが商業的なところに関係してないからです。それは3年前からこのブログを読んできた皆さんにはお分かりのことだと思います。

 ただ、ドッグフードから手作りに変えたら凪の状態が目に見えて良く変わったこと、それから、人間の食事を危険だという情報がまかり通っているけれど、カレーライスに入った程度のタマネギも、鶏ガラも、牛乳も飲んで、実際に病気ひとつしない健康体で17年半もの長寿を全うした犬が現実にいたという事実があることを伝えたいだけです。

 情報は誰かが利益を得るために操作されていることはたくさんあります。CMなどをうのみにせずに自分の目で見て自分の頭で考えることが必要なのではないかと僕は思います。情報の取捨選択です。その結果、個人がそれでよいと判断すればその方法をとればいいだけのこと。その人にはそういう結論を出すだけの根拠があるのでしょうから。今後、もっともっと調べて、その情報が本当なのか吟味していきたいと思っています。

 しつけに関しても同様です。一緒に寝ると犬が権威症候群になるという説もありますが、凪がそんな風になったことはありません。まだまだ、目に見えない情報操作や誤解はありそうです。

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手作りで


1.手作り食
ドッグフードの添加物が心配なので、犬に必要な栄養素の観点から書いてあるレシピのサイトを参考に、今後は手作りにすることにしました。完全自然素材のドッグフードも売ってあるけど高いのです。実は先代の柴は、ほとんどが夕食の残り物や鶏ガラで17年半、病気1つせずに生きました。(鶏ガラが良くないとする考え方もありますが、噛み砕ける犬ならば問題がないと経験上思います。凪は小型犬なので一応鶏ガラはやめておきますが。)ちなみにこれは、手羽先・白飯・ニンジン・キャベツ・オリーブオイル・卵を煮て、納豆を乗せたもの。


2.ぶちもよう
前から書こうと思っていたことですが、ぶちもようの毛の凪は、腹のあたりの肌もぶちもようなのです。脇のあたりも毛を分けて見るとぶちもようだと分かります。その他は毛に隠れてほとんど分かりませんが、毛を分けて見て何箇所かぶちがあることを確認しています。
 


3.擬似取っ組み合い

夕食の後は、犬同士の取っ組み合いを真似た遊び。ジャックラッセルテリアは本気すれすれの取っ組み合い遊びが大好きで傍から見たらものすごいケンカに見えるほどとか。凪も手に飛びかかって噛みつく遊びが好きで喜んでかかってきます。人間の手は犬達みたいに毛が生えてないので軍手を2重にして噛みつかせて遊びますが、攻撃抑制は教えているので、興奮しても本気で噛みつくことはありません。噛んでいいところも軍手だけだと分かっているので、他の場所を噛むこともなく、凪の運動になるいい遊びです。写真は軍手を引っ張って外したところ。

先代犬には関心が少なくて

 以前も犬を飼っていた。柴だった。顔がでかくて脚が短くて、ぼってりとした体のけたたましく吠える犬。凪とは正反対の外観と性質。そして、その柴は警戒心が強いから、家で犬を繋いでいるリードを放されるいたずらがあったとき、ひとりでどこかに出かけていたが、どこに行っても事故にあうこともなくいつの間にか帰って来る犬だった。現在飼っている凪は、何でも出来そうな犬だが、ひとりでの徘徊は誰か・何かに気を取られると他への注意力が欠如し、事故に遭いかねない。つまり、能力まで両者には共通点がないと言えるくらいだった。その柴犬は父が選んで連れてきた犬だった。

 

 ただ、1箇所、先代犬とは元々似ても似つかなかったはずの凪のしっぽがなぜか先代の柴みたいにゆるく巻いてきて、先代犬を思い出させてしまうのだ。最初は細くてまっすぐしていたはずの凪のしっぽだったのに。理由はこの後に書くが、最初はしっぽが先代犬に似るのが嫌だった。だけど、これも運命なのかもしれない。運命なんて言葉は他力で嫌いだけど、犬の出てくる小説を書いた後に凪に出会ったあたりから、あまりにも偶然は重なり過ぎている。

 

 先代の柴。僕は子供だったということもあり、その頃はネットも浸透していなかったから、誰も本当には犬のしつけの仕方というものを知らないままに、その犬は成犬になり老犬になり、17年生きて亡くなった。僕はその犬を飼ったことに関して、犬を好きになることはなかった。だけど、なんだかそのこと、先代犬に無関心でしつけなかったことを後悔するくらいになった。凪のためにいろんなサイトで犬のことを勉強し、どんな犬でもしつけによって変わることを知ったからである。実際に、元気だがジャックラッセルにしては性格の穏やかな凪どころではなく、元気な上に気性の激しいジャックラッセルを毎日のたゆまぬ努力と鍛錬と研究によってしつけられた方のサイトにも出会い、その懸命さと熱心さ、犬の困った行動から不要犬にされてしまう犬達を減らそうという思いからの丁寧にまとめられた寄稿には感銘を覚えた。

http://golog.nifty.com/feature/jrt/

 

 不要犬の多くなっている現実は悲しい。犬の「問題行動」などと呼ぶが、それらは全て飼い主が責任を持つことである。飼い主は、飼うと決めたときから最後まで自分の犬を責任を持って飼うべきだと思う。また、「問題行動」「無駄吠え」という言葉もあるが、それは人間サイドの言葉で、犬側に立てば理由なく何か行動を起こしたり吠えているのでは決してない。何か脅えさせる原因などがあるからである。恐れなくてもいいこと、されては困ること、それは1つ1つ時間をかけて教えていくことである。

 

 先代の柴のことはダメな犬と決め付けていたというほどでもない、最低限の世話以外での関心自体があまりなかったのだから。その犬は凪みたいにこっちを見つめてアイコンタクトすることもなかった。だけど、アイコンタクトからして身に付けることが可能だということも知った。

 

 犬が大好きになったこと、それにつれて犬に関しての知識が深くなったことは凪のおかげである。今なら、やる気があるので、あの先代犬でもしつけなおすことが可能だと思う。まだまだスキルは足りないだろうけど、これからもっと試行錯誤を繰り替えしていけば。あの、吠えすぎるくらい吠える癖も。良きパートナーにだってなれたかもしれない。もういないけれど。互いに無関心のままにいなくなってしまったけれど。

 

 凪は、語りかけるような瞳で一生懸命にこちらを見つめることでたくさんのことを教えてくれた。いつでも見つめていて傍にくっついていて、構って構ってと甘えてくる可愛い凪。凪は犬そのものについて夢中にさせるほどの魅力を持った犬だったのである。もっと分かって欲しい、知って欲しいと凪が口にしたわけではないが、構って欲しがる凪のために、どういう関わり方が一番いいのか情報を集めたり、いろいろ模索する日々になっていた。そして、凪のおかげで、先代の犬への思いも変わった。もっとより良く関われたのだと。

 

 この世にダメな犬・いらない犬なんていないのだ。人間にもともとダメな人間・いらない人間がいないという言葉は世間には受け入れられやすいけれど、犬に関してのほうがよりそう思う。人間は自らの意思で凶悪犯罪を犯すこともあるが、動物は悪意そのものを持たない綺麗な心を持っている。そんな動物に対しての人の関わり方はどうだろう。人が大好きな凪。凪は今日もひたすら人を信用した瞳でじっと見つめている。一度は誰かが凪を捨てたというのに、無垢な信頼心を持った瞳で。