
公園で散歩中、寄ってきた小学生を見つめ裏返る凪。
これは犬の服従ポーズです。凪は服従心の強い犬(つまり下っ端気質)なので、
誰にでも腹を見せます。

このあと、小学生達の顔や口をなめまわして、きゃーきゃー言われてました。
服従心から凪は、人間の口をなめようとするのですが、
小学生達は「ファーストキス奪われたー」とかはしゃいでいましたww
そうしているうちに登場したコーギー君。

タイミングのいい写真がとれなかったけど、
動物愛護関連の情報と、独学ピアノの記録。
何やら、次の目標ばかり書いている気がするので、やり遂げたこともメモしておきます。小型犬飼育難易度ナンバーワンのジャックラッセルも普通の室内犬として飼えるレベルになってくれたということです。ただ、凪(なぎ)はジャックラッセルとしては服従本能が強いという点は飼いやすい方です。しかし、捨て犬であったこともあってか分離不安が強く、また体型としては脚が長いぶんジャンプ力があり、非常に活発で運動量が多く、狩猟本能が強い犬だと思います。
この間まで忙しかったために、2ヶ月かかってしまった凪(なぎ)の室内犬としてのしつけですが、もう室内では困ることがほとんどなくなりました。普通に生活できるので、家にいるときはこうして今まで通りネットをしたりも出来るようになってきました。ただ、散歩に時間がかかるのは変わりませんから自由時間は短いですが。
思えば最初はジャックラッセルなんて知りませんでしたね。知識だけがあったら、背中のぶち模様を見た時点で、慌てて里親探しに奔走していた可能性さえあります。室内犬なんて飼ったことのない僕はサークルのことも知らなかったわけで、最初から家中放し飼いにするというのは今考えると大胆なことをしたのだと思います。
だけど、凪は最初大人しかったのです。今考えれば、まだ不安で一杯、慣れてないだけだったのではないかと思います。ですから、ぶち模様はまるで借りてきたネコのように見えました。だから、トイレのしつけなど普通の室内犬で必要なことを覚えてくれたら、吠えない犬だし今仕事も忙しいから、ぼちぼち里親を探そう、というのが最初の印象でした。
しかし、飼っていくうちに思いました。「これを誰が飼うというのだろう、普通なら忙しい人ほどもっと手のかからない犬を欲しがるだろう。里親に出したとしても、また捨てられる可能性もあるぞ。」なぜなら、最初は一時的だと割り切っていた僕でも何度かキレそうになったからです。それでも、ネットではあまり暗いことは書かなかったと思います。最中には悪いことを考えられない楽観性と、これは問題だと思っても感情的な部分は伝えないプライド、それが性格だからでもあるでしょう。
今回は、現在の課題である、室外の話は無視して、室内生活で起こったとりわけジャックらしい問題とその解決について書いていきます。
凪の狩猟本能は室内でも発揮されました。ジャックラッセルはキツネの穴にもぐっていくだけあって穴を掘る本能がありますが、凪もじゅうたん生地のマットやソファのかけ布、たたみやふすまに穴を開けようとしました。じゅうたん生地のマットやソファなら個人のものだからともかくだったけれど、たたみやふすまを爪でガリガリ掘って歯でむしられると弁償なので困ります。なので、ずっと凪の行動に注意して夜は30分おきに音がするたびに起きて叱ることになりました。
それから、動いていないと退屈な凪の前では洗濯物をたたむことさえ出来ませんでした。洗濯物をかんだり持ち去ろうとしたり、干した靴下にネコのように飛びついたりしていたからです。こういう癖は、凪を見張り、それを最初にした時点で一喝することでおさまっていき、最初に叱ったものはほとんど二度と噛まず、コードや着替え、靴、携帯電話に手を出すことはありませんでしたが、最初に見逃した枕やシーツや毛布、さぶとんは見事に破られていました。シーツや毛布はキレそうになりながら何度もしつこく叱り、やっとおさまりました。ざぶとんは現在はないのですが、枕は、以前紹介したサイトの掲示板で教わったように、「ハナセ」と言い、耳に軽く指を入れ、放したらおやつを与えることでおさまり、ついでに甘噛みが全くなくなりました。なんでも噛もうとしたらハナセのコマンドがきくようになったからです。こうして凪は今、自分のものとそうでないものの区別がつくようになりました。
普通ならば、寝室には犬を入れないという選択もあったでしょう。しかし、凪は分離不安が強く、独りになることを嫌い、別の部屋に凪を置こうものなら最初ひどくクンクンキャンキャン鳴いたのです。留守番の時は割と大人しく寝ていたようなので、一緒に家にいるのにどうして?ということなのでしょうか。ここは、ペット禁止です。現在、引越しを計画し、貯金していますが引っ越す前にバレたらいろいろと問題になりますし、金を払わせられるかもしれません。なので、凪が鳴いて隣人にばれるよりは、枕やシーツを噛むのを叱り続けて寝不足になるほうがましだったのです。
凪の淋しがりの甘えんぼは、構って構っての行動にも発揮されました。凪の前で凪以外を見ていると邪魔をし、マウスを前足でクリックしたりするため、自由時間は凪が眠っているときだけで、起きると即中断でした。散歩が足りてないときならまだしも、散歩を1時間半以上している日にこうされるとこちらもへとへとです。しかし、この構ってモードはここ2日おさまっているのです。さっき、凪が見に来ましたが、撫でるとしっぽを振って耳を後ろにしたので、近くにあったおもちゃを与えると去っていきました。これは犬のしつけに必要な主従関係が徹底してきているからかもしれませんし、必要な運動量としての広場でのロングリード訓練でストレスも軽減されているからかもしれません。
凪は自主的にいろいろなことを覚えてきています。食事の時は、テーブルの下で伏せをして待つこと、散歩の時、リードをつけたら玄関でお座りしてカギなどの準備を待っていたり。そうやって教えなくても出来てきたことも増えてきました。凪はいつもこちらをじっと見ているから、言動から察するようになっているのでしょう。
さて、後は細かいことや広場でのリードなしでの呼び戻しなど引き続きの訓練です。でも基本はあと少しです。
1時間早足で歩き続けても、帰ってから家の中で走りまわる凪(なぎ)。普段から家の中は、全部開放しているし、2部屋は走れるようにスペースをとっているにも関わらず、ものすごい活力です。今日みたいに土日や春休みなど周りの住民の様子からして(ここはペット禁止なので)凪を散歩に連れて行けないときは、家の中でボール遊びやジャンプ、布の引っ張り合いなどやってます。ここは、子供がよく外でなわとびをしているのですよ。子供にでも見つかってその親に言われ、大家に告げ口でもされたら困ります;子供は部屋の中でプレステやってろ、と言いたいww
あ、これを読んで、室内犬を飼いたいけどそんなにも散歩がいるのかと躊躇する人がいると困るので書いておきますが、小型室内犬でこんな犬はジャックラッセルテリア以外にはいませんし、その中でも幅があります。通常、室内犬の散歩は、毎日散歩しなくてもいいのもいれば、多くて朝晩15~30分くらいでいいという情報があります。しかし凪は、今のところ最低でも1時間×2回くらい必要なようです。
そんな凪の散歩で無駄な気疲れをしなくていいように、きちんと横について歩くよう、そして、ツケと言ったら止まって座るようにしつけました。しつけのためにはおやつを用意するのですが、とりわけ凪が気に入って食べてくれたのがこの「ごまベーグル」です。手作りにしているのは引越し資金の確保のためでもあります。
台所で何かやっているときは、物分りよさそうな顔をして座っている凪w
散歩中のツケも教えたと書きましたが、凪のしつけにおいて主に参考にさせていただいたのがこのサイト。
http://golog.nifty.com/feature/jrt/
こちらの方、非常にリーダー気質の強いタイプのジャックラッセルを根気強くしつけておられるため、凪のしつけで疲れても、あんなに強気な犬がしつけられるなら服従心の強い凪はやりやすいのだ、このくらい出来なくてどうする、と励まされました。実際に掲示板で質問したりもし、前回の記事の凪の犬恐怖症についても聞いてみたのですが、4ヶ月くらいのときに犬の社会化が出来なかったのが原因だそうで、対処方法としては小型犬に挨拶させて、遊びたいそぶりを見せるまで短い訪問を繰り返すのがいいそうです。